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カミングアウトって必要?実際にカミングアウトをした僕が考えてみた

ゲイに限らず、自分がLGBTQだと気づいたら、常につきまとう悩みがあります。

人に自分のセクシャリティを告白する「カミングアウト」についてです。

友人と仲が深まるほど「自分がゲイである」ということを打ち明けるかどうか、悩み続けます。

僕は家族や親友にカミングアウトをしていますが、新しい人間関係を築いたときには未だに頭を抱えます。

「カミングアウトが気楽にできる世の中になってほしい」という意見もありますが、カミングアウトってなぜしたいと感じるのか?と、ふと思ったのです。

今回はゲイのカミングアウトについて少し考えてみました。

なぜ「ゲイである」ことを打ち明けたくなるのか

孤独に悩みを抱えることは本当に辛いのです。

ある程度の悩みなら気にせず相談ができますが、自分のセクシャリティは直接、人間の「性欲」にも関わる事なのでとてもデリケートな内容です。

学生の人ならマッチングアプリなどの出会いのツールを利用できる歳ではないので、周りに同じゲイの仲間が見つからないのは尚更辛いでしょう。

そしてノンケのふりをするために、学校や職場内の会話で嘘をつく必要があります。

僕も彼氏を「彼女」に置き換えて話したり、同性の友だちとのエロトークになれば頑張って相手の話題に反応していました。

しだいに嘘をつき続けることが辛くなりこれ以上偽りの自分でいたくない!」と嫌気がさすのです。

拒絶が怖い

勇気を振り絞ってカミングアウトをしても、残念ながら100%相手が受け入れてくれる保証はありません

昔より理解や関心が深まっているとはいえ、一人ひとり価値観や性格も違い、どうしても受け入れがたいと感じる人もいます

カミングアウトで怖いのは、今まで積み上げてきた信頼や絆が「ゲイである」というだけで崩れてしまうのではないか、という不安です。

僕も始めて友人にカミングアウトをするとき、ゲイと知られることよりも仲良くしてきた友人の拒絶が恐ろしくて、声が震えていました。

幸いその友人は受け入れてくれましたが、カミングアウトをするときは常に「関係が終わってしまう可能性」を頭に入れています。

だから、カミングアウトする相手は慎重に選ばなければいけないのです。

カミングアウト後のアウティングについて

「ねぇねぇ、知ってる?実は○○くんってさ…」

という感じに、噂話を楽しそうに話す人って周りにいませんでしたか?

相手にとっては内緒の話でも、噂話が好きな人にはオイシイ話だったりしますよね。

これは、カミングアウト後も同様の事が起こる可能性があります。

このように、自分の意志と関係なくセクシャリティが広まってしまうことを「アウティング」というのですが、このアウティングによる悲しい事件が2015年に起こりました。

一橋大学アウティング事件 

ゲイであることをカミングアウトするのは、相当な勇気と決断が必要です。

その行動を裏切られた悲しみは計り知れないでしょう。

先ほども述べたように、カミングアウトする相手は本当に信頼できる人でなければいけません。

アウティングは自分のプライバシーに関わる、大切な問題です。

もしカミングアウトをするなら

ちょっと暗い話が続いてしまいましたが、ありのままでいるためにゲイであることを隠さないのは素敵なことだと思います。

ですが、カミングアウトは「するべきこと」ではなく「したいと思った人に伝えることなのです。

この人とは、ありのままで接したい。

そう思えたときがカミングアウトするタイミングだと思います。

あなたのセクシャリティではなく、人間性を見てくれている人なら、ゲイであろうと関係性は続きます。

そして、いつかカミングアウトという言葉すらなくなって、自然にセクシャリティを気にせず話せる世の中になればと僕は思います。