「性行為をするときはコンドームを使いましょう!」
学校の保健の授業で、先生が言っていたと思います。
では、ゲイのみなさんはちゃんとコンドーム使っていますか?
出会いが増えたからこそ必須なコンドーム
SNSの発達でゲイの出会いも活発になりました。
自然と、体の関係を持つ機会も増えていきます。
ですが「ナマが一番気持ちいい!」とコンドームなしでそのまま挿入しようとするゲイがたまにいます。
実際、僕もそういう人に出くわしたことが何度かあるので、コンドームの必要性を分かっていないゲイがいるのではないかと思いました。
今回は、男女の性行為と同じく、ゲイにおいてのコンドームの必要性をお話しようと思います。
ちょっと真面目なお話ですが、大切なことなのでお付き合いください。
どうしてゲイはコンドームをあまりつけないの?
冒頭でも少し述べましたが、ゲイがコンドームをつけない理由で多いのは子どもができる可能性がゼロだからです。
ゲイにとって性行為はほぼ娯楽に近く、気楽に行えてしまいます。
ゲイの性行為のためのハッテン場や、マッチングアプリでも体の関係を四六時中募集しているくらいです。
カラオケなどに行く感覚と近いのかもしれません。
ですので、男女よりもコンドームの必要性をしっかり理解せずに性行為を行ってしまうのではないでしょうか。
ゲイは性感染症のリスクが高い事実
これは、ゲイだから…というセクシャルが理由ではなく、ゲイの性行為の特徴から性感染症のリスクが高まってしまうのです。
それは、アナルを使った性行為がゲイでは主となるためです。
男女間でも使用されることはありますが、頻度でいえばゲイの方が高いです。
アナルは傷つきやすい部位
アナルの粘膜はとても傷つきやすいです。
元々性器が入るような刺激を想定していないため、他の粘膜よりも繊細です。
傷ができれば、そこから細菌が入りやすく、守る機能も他の部位より弱いのです。
性感染症のリスクを高める
アナルを性行為で使えば、粘膜同士が触れ合うことになります。
性感染症は人の体液(精液も含む)が粘膜(ペニスやアナルを含む)に触れることによって感染しやすいです。
肛門内に傷ができればさらに感染のリスクが高まります。
ゲイに多いといわれる「HIV」
ゲイの世界で特に多いと言われる性感染症は「HIV感染症」です。
HIV感染症とは、感染している人の血液や精液が自分の粘膜部分(ペニスやアナルなど)に触れることで感染し、免疫を低下させていく病気です。
HIVは「ヒト免疫不全ウイルス」とも呼ばれています。
挿入をしないオーラルセックス(ゲイでいうバニラ)でも感染の可能性はありますが、アナルを使用するゲイの性行為では格段にHIV感染の可能性が高まるのです。
HIV感染をしても気づきづらい
HIVの症状は「免疫機能を低下させる」という特徴があります。
初期症状として、発熱・だるさ・のどの痛みなどの風邪に似た症状が表れることがあります。
ですが感染初期は全く体に影響が出ない方もいるため、感染しても無自覚で過ごす方もいます。
その後、無症状の期間を経て、徐々に免疫低下から風邪などの別の病気にかかりやすくなります。
「自分は大丈夫」と思っていても、感染している可能性はゼロではありません。
無自覚の方は、いつの間にか相手にHIVをうつしていることがあるのです。
HIV検査は無料で受けられる!
全国でHIV検査は日本全国の保健所にて、無料・匿名で受けられます。
「HIV検査 無料」で検索すると無料で受けられる保健所が調べられますので、ぜひ定期的な検査をおススメします。
医療機関で受けると費用が発生するので、その点だけ注意してください。
知っておこう!コンドームの必要性
前置きが長くなってしまいましたが、それでは本題に入りましょう!
今一度、コンドームの必要性を理解して役立てていきましょう。
性感染症を防ぐことで得られるメリットは沢山ありますので、要チェックです!
コンドームを使えば絶対に性感染症を防げる?
まず前提として知ってほしいのは、コンドームは性感染症を100%の確率で防ぐことはできません。
キスでもお互いの粘膜に触れてしまうため、どうしてもリスクをゼロにすることは難しいです。
ですが、一番粘膜が触れる部分にコンドームを使うことで性感染症のリスクを極端に減らせます。
幹線を最小限にとどめて安全性を高めてくれるもの、と考えてもらうのがベストです。
「性感染症」から相手を守る道具
避妊目的のイメージがありますが、コンドームにはセックス経験者なら誰でもなり得る「性感染症」のリスクを減らす役割があります。
体の関係ももつ相手の性感染症から守ることができます。
安全にセックスを楽しめるほうが、お互いに安心できますよね♪
性感染症があると出会いの幅が狭まる
ヤリモクじゃなくても、相手次第でいきなり性行為をすることもあるでしょう。
ゲイにとって体の関係は男女よりもハードルが低く、発生しやすいものです。
そのときに性感染症を持っていることを相手に伝えると、うつしてしまうリスクも備えているので避けられてしまうことも多いです。
もちろん内緒にしていれば行うことができるでしょう。
間違っても、これを読んでいるあなたは絶対にそんなことをしてはいけませんよ。
性感染症を持っている方が、セックスしたい場合はお医者さんに相談しましょう。
性感染症を防ぐことのメリット
コンドームを使うことで得られる1番のメリットは、相手の性感染症のリスクを減らせることです。
また、先述したHIV検査を受けることでちょっとしたお得な部分があります。
都市部で開催されている「LGBTパートナーズ」主催のゲイの恋活イベントがあります。
こちらに参加する際、HIV検査の領収書を持参すると参加費が割引になります。
HIV検査を受けると、出会いの場の割引クーポンがもらえるんです♪
コンドームは相手への思いやりのため
少し綺麗ごとのように聞こえてしまうかもしれませんが、コンドームは相手への配慮です。
もちろん性感染症を自分や相手がかかることを防ぐためのものです。
ですが、コンドームの使用は体を交える相手と安全に性行為ができるようにするための思いやりです。
僕個人としては、ちゃんとコンドームを用意してくれる相手にはちゃんと尽くしたくなります(笑)
相手が思いやってくれることが形で分かると、セックスのやる気ってかなり上がりますよ。
ゲイならばタチとウケ関係なく、コンドームを常備しておきましょう。
ぜひセーフティを心掛けてゲイセックスを楽しんでくださいね♪